ビリーフが人生を作るってこういうこと

前回の記事では

あらゆる生きづらさの大元には、
「存在否定ビリーフ」つまり

私は生まれてきてはいけなかった

私はいない方がいいんだ

私はいてはいけない子だ

という信じ込みが
潜在意識の中に
入ってる可能性が高いですよー

というお話をしました。

ビリーフは単に
「ビリーフがありますね」
だけでは終わりません。

必ず、そのビリーフに基づいた
感じ方・思い方・行動のしかた
が生まれ、

それによって現実が作られていきます。

「現実」の連なりが「人生」ですから
まさに

ビリーフが人生を作る

ということになるのです。

今日は続きです。

その「存在否定ビリーフ」が入っていると
どんな
感じ方・思い方・行動のしかた
になるのか。

それがどんな人生を作るのか

ということを
3つのパターンとしてご紹介します。

傷つき続ける「強化モード」

「私は生まれてきてはいけなかった」
という存在否定ビリーフにより
「いてはいけない人」設定
をしていると

以降の人生
とにかくしょっちゅう傷つきます

人の言うことすること
起こるできごと、ものごと
あらゆるものから

「やっぱり私はいてはいけない」
証拠をつきつけられる。

・・・というふうに見えるし
感じるんです。

自分でそう感じて受け取って
全てがグサグサ刺さるの。

そして

言われた
思われた
責められた
怒られた
邪険に扱われた
拒否された
・・・・などなど

「された・られた」という
被害者意識を強くして

いっつも「傷つく人」キャラから
抜けられません。

「ほら、やっぱり私はいてはいけないんだ」
と、しょっちゅう死にたくなります。

「やっぱり」って思う
てことは、それ以前に
「どうせ、きっと」
って思ってるってことです。

脳は、一度前提を設定すると
→どうせ、きっと
それを証明する証拠を集める
→やっぱり
という習性があるのです。

そうやって傷つき続けるパターンを
ビリーフの「強化モード」といいます。

別名、どうせ→やっぱりループ

強化モードで作られる人生を
ひとことで言うと

証拠を見つけて傷つき続ける人生

です。

気力がない「回避モード」

「いてはいけない人」設定
もう一つのパターンは

とにかく不活性。

やる気ない。
動きたくない。
楽しいこと、ない。
やりたいこと、ない。
感じること、ない。
なんで生きてるのかわからない。

べつにーーーーーーーー。

ぽかーーーーーーーーん。

と、とりあえず生きてるけど。

でもあんまり生きてる自覚ない。

だって自分が生きていることを
そもそも否定してるから

生きる気、そもそもない。

「生きてる」っぽいことを
ことごとく回避して
やりすごすだけのパターンを
「回避モード」といいます。

しない、やらない、関わらない。

そうすればとりあえず
傷つくことは回避できるからですね。

そのかわり
おもしろいこともうれしいことも
べつにありません。

回避モードで作られる人生を
ひとことで言うと

危険を避けるだけの人生

です。

必死で存在証明「補償モード」

自分で「いてはいけない人」設定
をしておいて

「そんなはずあるもんかーー!」
「私、いていいよねッ!?」
「ね!?ね!?いいと言ってよね!?」

と必死になるパターンもあります。

つまり
自分が存在していい「許可」と「資格」を
一生懸命取りにいって
誰かから「存在していい証明」を
もらおうとする。

そうやって努力して
「居場所」を確保しようとするのです。

お願いですから
どうか居させてください!
アレしますから
コレしますから

これだけがんばりますから
アナタのお気に召すようにしますから
どうかどうか後生ですから
置いてくんなさいましーー!!

と、奴隷スタンスになる場合もあるし

これだけやった!
これもやった!
結果出した!
数字出した!
あれもできて
コレもできて
完璧だろ?
文句ないだろ?
ドヤーーッ!

と「ドヤ」スタンスになる場合もあります。

どちらにしても

自分で決めた「いてはいけない」を
自分の努力で撤回しようとする

なんとも「マッチポンプ」というか
自作自演のご苦労様なドラマなんだけど

そういうハードな競技に挑むパターン
これを「補償モード」といいます。

これもまた根底には
「本当は私はいてはいけないはず」
という恐れがあるからなのです。

そうやって戦って戦って
がんばってがんばって
いつか平和で幸せなゴールに
たどりつくか、といったら

ゴールは永遠にきません。
終わりなき戦い。

無意識で
「本当は私はいてはいけない」
と信じることをやめていないからです。

補償モードで作られる人生を
ひとことで言うと

終わりなきがんばりの人生

です。

根底には1つのビリーフがある

そういわけで、

強化・回避・補償

3つのパターンは
見え方がそれぞれ全然違うようだけれども
根拠としているビリーフは一つです。

つまり

私は生まれてきてはいけなかった

私はいない方がいいんだ

私はいてはいけない子だ

という 存在否定ビリーフ

これをガッツリ信じている。

その上で、行動の仕方にパターンがある
ということです。

これを認めるのは
とっても恐ろしいことだけど

認めるところからが根本解決。

あのお家の中で
あのお母さんの顔を見て

「わたし、いない方がいいんでしょ!?」

って思っちゃったのか、わたしーー!!

って思ってみてください。

だって子供だもの。
思っちゃっても無理ないよ。

子供の頃は、しょうがないの。

それはあなたが悪いのでも
親が悪いのでもなくって
しょうがないんだから
もういいんです。

それより、今。
30とか40とか、大人になってもまだ
そんなちっちゃな子供の解釈を
依然として使い続けているのって
どうなんです?

っていうことです。

今が見直しどきです。

まずは認めよう。

勇気を出して

そう思っちゃったのか、わたしーー!!

って。

そしたら次は

それってほんとかーー??

って疑って問い直しです。

そこから人生は変わっていきますよ。

だって
「いちゃいけない」とか言ったって
あなたは30年、40年

実際、いるよね?

「いない方がいい」とか言いながら
毎日ごはん食べて
生きてるじゃない?

あなたは生きるために
生まれてきたんです。

生きようよ?

 

「あーわたし、存在否定ビリーフだわ〜」
と腑に落ちたあなた
「じゃあどうしたらいいのさ!?」
と知りたいあなたに
贈りたいメッセージはこちら。

 

この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理カウンセラー/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸大作曲科卒。演奏家・作編曲家として20年間第一線で活動後、燃え尽き体験をきっかけに人生の転機を経て心理カウンセラーに転身。
悩みの根本原因に素早くアクセスする独自メソッド「ビリーフリセット®」を確立。個人相談から企業研修まで幅広く展開し、協会認定カウンセラーを多数輩出。Udemyオンライン講座「はじめての傾聴」は2万名超の受講者を誇る常時ベストセラー。 心の構造を論理的にモデル化する独自アプローチが、ビジネスパーソンから高い支持を得ている。

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