「自信がない、自分がわからない」から脱出するために

「常識・普通・みんな」が自信を削ぎ落とす

1.自分の頭で考える

2.自分軸

3.自分を信じる

 

これって全部同じことで、
これができれば、いわゆる


安心、ブレない、自信

につながり、なおかつ

 

生きやすい、我慢がない
楽しい、人生スムース

 

という、たぶん多くの人がほしいであろう状態に至ることができます。

 

しかしそうは言っても

 

1.自分の頭で考える

2.自分軸

3.自分を信じる

 

これを仮に三種の「自力セット」と呼んでみましょうか。

それが良いであろうことはよくわかるけれども、しかしこれがなかなか難しい気がするのはなぜでしょうか?

 

それは、次の3つを正しいと思っているからです。

 

1.常識

2.普通

3.みんな

 

これを仮に三種の「一般セット」と呼んでみるとしたら

 

現代の日本で、普通に生まれて、普通に教育を受けて、普通に大人になった場合、

ほとんどの人が無意識にこの「常識・普通・みんな」という「一般セット」こそが

正しく、確かで、安全なもの

と信じるようにプログラムされていくのです。

 

人は「正しい」と思ったことを選択するようにできています。

そして安全がほしいです。

当たり前ですね。

 

「正しさ」とは「安全である」こととイコールであるからこそ、私たちは正しいと信じた方を選ぶわけです。

それが判断基準となるということです。

 

で、この

「常識・普通・みんな」という「一般セット」こそが、正しく安全である

と一度信じたならば(これがプログラミング)

あとはそれを判断基準にして都度選ぶだけです。

 

何かあればまずここを検討します。

 

常識に合っているか?

普通はどうか?

みんなはそうしているか?

 

そして、常識とされる方を選び

普通だと思われる方を選び

みんな(つまり多数)がしている方を選ぶ。

そうすると「これなら安全、大丈夫」とホッとできる。

 

そういうマインドが「一般セット」で動く人の特徴です。

 

自分の頭で考える、とは?

実はこのセットで動いている時、考えているようで考えていません。

「考える」というのは、自分はどう思うのか?を自覚し、検討し、練っていくことです。

 

しかし「一般セット」によって動いている時に考えていることは

 

常識に合っているか?

普通はどうか?

みんなはそうしているか?

 

だけですから、そこには「自分はどう思うのか?」について考えを深める余地はないのです。

これがつまり「自分の頭で考えていない」ということの実態です。

ちなみに「あなた自身はどう思うの?」と聞かれた時にシドモドしてしまったり、「どう言ったら正解なの?」と頭がグルグルするようであれば、それは「自分の頭で考えられていない」ということです。

 

これを「軸」という言い方をするならば、「常識・普通・みんな」は、自分ではない外側・他人ですから、まさに「他人軸」であり

「常識・普通・みんな」を信じている限りは、「自分軸」になりようがないということになります。

 

では仮に、自分の本当の感覚や考えが「常識・普通・みんな」とは違っていたらどうなるでしょうか?

 

その時に

・そんな自分はおかしいんじゃないか

・やっぱり自分が違うんじゃないか

・そんな自分では安全に生きていけないんじゃないか

 

と思うのであれば、それがまさに「自分を信じていない」ということになるわけです。

それを「自信がない」というんですね。

自分のことより「常識・普通・みんな」のことを信じているわけなので。

 

その時の頭の中では

 

「常識・普通・みんな」が正しい
=安全

自分の感覚や考えはおかしい
=危険

という図式ができていて、つまり

 

「常識・普通・みんな」 > 自分

 

という、圧倒的な「弱者ポジション」に自分自身を置いているということになるのです。

 

「自信がない」の解決法

 

自信がない
自分がわからない
人にどう思われるか怖い

 

というお悩みは、カウンセラーをやっていると本当に星の数ほど聞くものです。

はいはい、それね。の連続です。

 

もちろん、お一人お一人それぞれのお気持ちがあってのことではありますが

その原因を突き詰めていけば、ここに行き着くかな、と。

「常識・普通・みんな」を信じきっているから。

自分を「弱者ポジション」に置いているから。

 

だから、いつまでも

 

1.自分の頭で考えられない

2.自分軸がわからない

3.自分を信じられない

 

ということが続くのです。

 

「常識・普通・みんな」を信じていても、そこそこ幸せでいられた時代も確かにありました。

昭和、平成あたりまではそれでもよかったかもしれません。

でももうすでに令和も4年、アフターコロナ、風の時代です。

状況はガラリと変わっています。

 

「常識・普通・みんな」が正しいと思って漫然とついていくことが、本当に安全なのか?

冷静に検討した方がよいでしょう。


「常識」の側へつき

「普通」の空気に合わせ

「みんな」の流れに従っているうちに

とんでもない方へ連れて行かれていたら?

 

さあ、いつ気づきますか?

のゲームがすでに始まっています。

「自力セット」確立の道のり

 

だからこそ、今こそ

 

1.自分の頭で考える

2.自分軸

3.自分を信じる

 

の「自力セット」の確立が本当に重要です。

これは、長らく「一般セット」で生きてきた方達にとっては、一朝一夕にできることではないのです。

まさに筋力。

筋肉に筋トレが必要なように

心にも継続的な筋トレが必要。

 

その一歩としてまずは、自分が何を「常識・普通・みんな」だと思って信じてきたか。

それは絶対的な真実でも正解でもなく、一つの見解であり

私がそう信じていたに過ぎない

ということに気づくところからです。

 

だって普通そうでしょ!
みんなそうでしょ!

という外向きを一旦止めて

 

本当にそうなの?

それは本当に正しく、確かで、安全なの?

自分は本当はどう感じるの?

 

という問いを、自分自身にガツガツぶつけていくことから始まります。

そして、自分が感じたことの方を「一般セット」よりも優先して信じる。

それを信じた通りに、一歩行動してみる。

怖くてもやるんです。

やってみたところに「自分とは何か」がわかってきます。

 

それが「自力セット」の筋力をつける道のりです。

 

まとめ

自信がない、自分がわからない

の原因は

「常識・普通・みんな」という
三種の「一般セット」

を信じてきたから。

 

その「一般セット」に対して

本当にそうなの?

と疑いを持つ訓練を積み

自分は本当はどう感じるの?

と問い続け

「常識・普通・みんな」とは違っても自分の感じたことを行動に移す

というチャレンジをしてみましょう。

それによって少しずつ

 

1.自分の頭で考える

2.自分軸

3.自分を信じる

 

という三種の「自力セット」の筋力がついてきます。

 

その先に

生きやすい、我慢がない
楽しい、人生スムース

というステージが待っていますよ。

 

 

 

 

この記事を書いた人

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大塚 あやこ

心理カウンセラー/講師/音楽家
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社代表取締役
 
東京芸大作曲科卒。演奏家・作編曲家として20年間第一線で活動後、燃え尽き体験をきっかけに人生の転機を経て心理カウンセラーに転身。
悩みの根本原因に素早くアクセスする独自メソッド「ビリーフリセット®」を確立。個人相談から企業研修まで幅広く展開し、協会認定カウンセラーを多数輩出。Udemyオンライン講座「はじめての傾聴」は2万名超の受講者を誇る常時ベストセラー。 心の構造を論理的にモデル化する独自アプローチが、ビジネスパーソンから高い支持を得ている。

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