不安な人と安心な人は、何が違うのか?

3月に入って、世界が騒がしくなってきましたね。

不安に囚われたり、心が揺れている方も増えているようです。

 

ここに読みにきてくれている皆さんは、それなりの落ち着きを持って受け止めている方も多いことと思います。

 

こういう時こそ、では自分はどう生きるのか?という問いが、

いつも以上にくっきりと浮かび上がってくるなあと思います。

 

先行きの見えない時代に

不安や恐怖に駆られてしまう人と
安心と希望を感じていられる人では
いったい何が違うのでしょうか?

 

私は、ズバリ

自分の心の中身を見て、扱える力

にあると思っています。

不安の正体はどこにあるか?

不安と恐怖とは、外の世界の側にあるのではありません。

自分の内側に生じるものです。

 

不安な人は

あれも、これも、それも
あの件も、この件も
あの時も、その時も・・・

どんなことが起きても起きなくても、結局不安のタネは尽きないのです。

 

ということは、つまり
あの件、この件、という個別の「ネタ」が問題なのではなく
そもそも、自分の内側が根源的に不安なのです。

 

その根源的な不安の得体の知れなさこそが
外の世界のアレやコレや、見るもの全てを「不安」として見せる。

これが心の中で起きている構造です。

 

脳内ストーリーが、自由を奪っている

悩みや葛藤の根底には、いつも「不安と恐怖」があります。

たとえば

やりたいけど、できない。
やめたいけど、やめられない。
踏み出したいのに踏み出せない。
決断したいのに決断できない。

なぜできないのか?
それは「こわい」からです。

 

もし、怖くなかったとしたら
やりたいことはやればいいし
やりたくないならやらなければいい。

シンプルです。

 

でも、だって、しかし。
そんなこと言っても・・・

この次に来る言葉は、「◯◯になっちゃう」
という恐怖の未来予測なのです。

 

しかしこれはまだ、起きていません。
事実ではありません。
自分の脳内の恐怖ストーリーです。

言ってしまえば妄想なのですが

とてもそうは思えない、
まるで現実であるかのように見えてしまうからこそ
私たちの足は止まってすくみます。

 

考えてみれば、
この恐怖の脳内ストーリーが
いかに私たちの行動や生き方の自由を
阻んでいることでしょうか?

 

脳内のストーリーによって
言う、言わない
やる、やらない
は制御され

脳内のストーリーによって
言われた、された
言ってくれない、してくれない、
と人間関係に痛みが追加され

脳内のストーリーによって
どうせ、やっぱり
と諦めて終了になる。

現実はまだ、何も起こっていなくても、です。

 

自分自身に水をかけているのは自分。
自分をいちばん叩いているのは、自分。

この事実に気がつくことができるでしょうか?

 

いえ、自分ですらありません、

自分の脳内ストーリーこそがこれをやっています。
ただのストーリーですから、自分自身ではないのです。

なんか残念ではないですか?

しかし、最も残念なことは

こんなことが自分の内側で起きていることに
全く気づいていない、ということ。

つまり、何が現実で
どれが本当の自分なのか
どれが脳内のストーリーなのか

識別がつかない。

 

仮に、それは脳内のストーリーだと気がついたとして

なぜそのストーリーが生み出されるのか、
なぜ自分はそんなふうに動いてしまうのか
カラクリが謎のまま

だからこそ、何度も何度も
「わかっているのに」
同じように持っていかれてしまう。

またやってしまう。
またそうなってしまう。
わかっているのに、やっぱり変われない。

 

こうした残念さに
地団駄踏んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

「見る力」という突破口

これこそが「自我」というもののカラクリなのです。

自我の力は侮れません。
きちんと向き合って取り組まなければ
とても太刀打ちできる相手ではないです。

私が12年間カウンセラーをやってきての実感です。

 

だからこそ、私はそこに1つの「出口」を見つけています。

何があれば
この自我のカラクリから脱出できるのか?

それが 「見て、識別する力」 です。

 

自我というものは
見ないが故に、パワーを増すものですから

逆に言えば、見てしまって
「ああーこれね」と光を当ててしまえば
その威力は落ちていくのです。

そうなれば、漠然とした恐怖に
動かされることがない。

不安な人と安心な人の違い。

それは、置かれた状況の違いではありません。

自分の内側で動いている自我のカラクリを
見ることができるか、できないか。

脳内ストーリーに呑まれたまま生きるのか、
「あ、これはストーリーだ」と気づける側に立てるのか。

その違いです。

この力がある人は、
世界が揺れても、自分の足元は揺れないのです。

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この記事を書いた人

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大塚 あやこ

経営者の認識変容ナビゲーター
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社 代表取締役
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京藝術大学作曲科卒業。演奏家・作編曲家として約20年、第一線で活動した後、人生の大きな転機を経て心理分野へ転向。2013年に心理カウンセラー/講師として開業し、個人相談、講座、企業研修などを通じてのべ3,000人以上の変容に携わってきた。

悩みや停滞の表面ではなく、その奥にある“無意識の前提”に着目し、根本原因に素早くアクセスする独自メソッド 「ビリーフリセット®」を確立。人がどのような認識で世界を見ているのかを見抜き、その変化を通して、存在と現実の両方を動かしていくアプローチを行っている。

わかりにくい心の構造を論理的に言語化する力と、本質を捉える俯瞰力・洞察力に定評があり、近年は特に経営者・リーダー層から高い支持を集めている。個人セッション、講座、企業研修のほか、後進育成にも力を注いでいる。
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