何度も何度も
これだ!ってわかるのに
何度も何度も
わからなくなる。
何度も何度も
そっちだった!って見えるのに
何度も何度も
見失う。
わからなくなって
見失って
アレヨアレヨ
ソレヨドレヨ?
と
モヤモヤして
ジタバタして
ドヨドヨして
ヘロヘロになったころに
あ!
と気がつく。
なんだ、そこかー!
そんなことかー!
思っていたより
ずっとシンプルな「それ」を
やっと見つけてホッとする。
それが
やっと還ってきた
自分のホーム。
いちばん自分らしい
「中心」の場所。
苦しいのは
ホームを見失っている時だ。
見失ってジタバタして
苦しくなって
でも回り回って
やっと見つけ直して
これだ!ってわかる。
・・・なのに
またいつのまにか
わからなくなる。
あんなに「見えた」のに
「わかった」のに。
これはきっといつまでも
繰り返すんだね。
だって、
一度わかったら
以降、永遠に
わかったっぱなしじゃあ
つまらないものね。
見つけたら
以降ずーっと
それを見続けているなんて
退屈だものね。
だから私たちはいつも
ホームから外れて旅に出るのだろう。
わざわざ知らないところへ出て行って
ア〜レ〜!!と翻弄されて
驚いてみたいのだろう。
浮いたり沈んだり
してみたいのだろう。
そしてまた
「あー、ここだったよ!」
ってホームに還ってくる。
そんなゲームを
してるのかもしれないね。