本当は言えない気持ち・「怒り」とどうつきあうか3

little girl and water colors - portrait

私たちにとってやっかいな感情・・・怒り。
怒りの感情とどうつきあえばよいのでしょうか。

いくつかの考え方をご提案するシリーズ3回めです。

これまでの記事
1回め・怒りの感情を持つのは悪ではない →
2回め・感情には製造元がある →

さて、今日ご提案する考え方は、

怒りの奥に
本当は言いたい気持ちがある

ということです。

大切な人に感じる怒り

多くの場合
怒りを向けたくなるその相手というのは
自分にとって本当は大切なはずの人であることも
多いのではないでしょうか。

本当はこんなことで怒りたいんじゃない。
そんなつもりじゃない。
そうじゃないんだけど・・・・
だけどなんか、こう、つい・・・
うーーん・・・モヤモヤ

もしかしたらそれは
本当は言いたい「もっと大切な気持ち」が
あるのかもしれません。

それはまず

・かなしい
・さびしい
・こわい

そして

・わかってほしい
・愛してほしい
・助けてほしい

怒りの奥の感情をもっともっと辿っていくと、
結局こういう感情なのだといわれています。

それはとってもとっても繊細な気持ち。

元はと言えば、
ほんとのほんとの気持ちは
こんなにシンプルで繊細なところから始まっているのです。

だけど、そんなこと言えない。
というか、
ほんとはそんな気持ちなんだってことを
自分でもなかなか自覚できないかもしれません。

でもね、ほんとはね。
大切なこの人だからこそ
心を開いて、私のありのままの弱いところ・・・
「かなしい」
「さびしい」
「こわい」
を言えたら・・・
こんな私のことも受け止めてもらえたら・・・

そんなだったらとってもうれしいですよね。

でも、そんなこと言えない。
言うのはこわい。

そんな弱っちくて子供みたいな気持ちがあるなんて
認めたくない。
はずかしい。

だから言わない。
言わないから、当然
ほんとのことはわかってもらえません。

それで

「わかってくれない!」
「愛してくれない!」
「助けてくれない!」

と怒りがわくんですよね。

とうことは、ほんとは

「わかってほしい」
「愛してほしい」
「助けてほしい」

のですよね。
ホントのホントはね。

なので、こういう怒りとつき合うためのコツは

「私は本当はどんな気持ちで、
 本当は何をしてほしかったのかな?」

と、振り返ることです。

それは実はそんなに複雑なモノではないはず。
元をたどれば、おそらく

・かなしい
・さびしい
・こわい

・わかってほしい
・愛してほしい
・助けてほしい

のどれかに該当することがほとんどのはずです。

まずは、自分自身のこんな気持ちを、自分が受け止めてあげられるようになるといいですね。

まずは、自分が
「かなしかったねえ」
「さびしかったねえ」
「こわかったねえ」
「うんうん、そうだよねえ」
と、自分に言ってあげましょう。

そして、そんな自分のことを
わかってあげて、
愛してしてあげて、
助けてあげましょう。
自分のために、自分が喜ぶことを
自分がしてあげましょう。

・・・といってもなかなか難しい場合は、幼少期に刻んでしまった誤解や傷が、無意識下にトゲになって刺さっていることも多いですから、セラピストなどの力も借りながら、じっくり自分とのおつきあいを深めていくとよいかもしれません。

自分のほんとの気持ちを、伝えてみる

さて、そうやってまず自分が、自分のほんとの気持ちをわかってあげられるようになったら

次に、相手にそれを伝えることにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

といっても

「あなたが〇〇してくれなかった!」
「なんでこうしてくれないの〜!」

と相手の不足を指摘するのではなく、

自分の側のほんとの気持ちを
「私」を主語にして言うことです。

・こうこうだから、私は悲しい。
・コレコレだから、私は寂しい。
・こういうことが、私は怖い。

という言い方が、伝わる言い方です。

私は悲しいと感じた」という言い方もいいかもしれません。

ポイントは「私は」という一人称で言うことです。

「あなたは」という二人称で言うのは、こじれる元です。

そして、もしできそうならば、自分がしてほしいことも「してほしい」と言ってみるのはどうでしょう。

・こういうふうにしてもらえると、私はうれしい
私は今こういう状況だから、助けてほしい
・本当は私は、こういうふうにしてほしかったんだ

勇気がいるけど。

そしてその結果、相手がなんと言うか、
望み通りに受け止めてくれるかどうか、
そこに全く保証はないけれど。

それでも
自分でも自分の気持ちがわからないまま
表面的な怒りのぶつけあいになるより
はるかにマシ。

それどころか、もしかしたら本当に心の通う深く建設的なコミュニケーションにつながる可能性があります。

そのためには、やっぱり、まず自分が自分に心を開いて、自分の本当の気持ち・・・

・かなしい
・さびしい
・こわい

・わかってほしい
・愛してほしい
・助けてほしい

をちゃんと認めてあげられるようになることが大切なステップになるのです。

参考記事→
大切な人と心が通う「そうなんだねえ」という聴き方

 

この記事を書いた人

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大塚 あやこ

経営者の認識変容ナビゲーター
ビリーフリセット・クリエーションズ株式会社 代表取締役
一般社団法人ビリーフリセット協会 代表理事
 
東京藝術大学作曲科卒業。演奏家・作編曲家として約20年、第一線で活動した後、人生の大きな転機を経て心理分野へ転向。2013年に心理カウンセラー/講師として開業し、個人相談、講座、企業研修などを通じてのべ3,000人以上の変容に携わってきた。

悩みや停滞の表面ではなく、その奥にある“無意識の前提”に着目し、根本原因に素早くアクセスする独自メソッド 「ビリーフリセット®」を確立。人がどのような認識で世界を見ているのかを見抜き、その変化を通して、存在と現実の両方を動かしていくアプローチを行っている。

わかりにくい心の構造を論理的に言語化する力と、本質を捉える俯瞰力・洞察力に定評があり、近年は特に経営者・リーダー層から高い支持を集めている。個人セッション、講座、企業研修のほか、後進育成にも力を注いでいる。
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