「望むものが得られない」
という思いを何度も味わうと
人は、望むことをやめてしまう。
望むことをやめた心は
動くこともやめていく。
動くことをやめた心は
どんどんモノトーンになっていく。
ときめくこと、べつにない。
そこまでやなことも、べつにない。
べつに、べつに、べつに。
平穏な日々かもしれないけど
幸せかというとよくわからない。
そんな平穏の中で生きることを
選び続けることもできる。
でも、ある時なぜか
「それじゃいやだ!」と思ってしまったら
心の奥に疼く微かな「いやだ!」の声を
ごまかさずにキャッチできたなら
それはチャンス。
心の厚い氷を融かして
奥深く封印してしまった望みを
掘り出すことができる。
氷を融かす第一歩は
「いやだ」を感じること。
嫌なこと全部、自覚して感じる。
やだやだやだ。
もうやだよ。
ほんとにやだよ。
ちゃんと嫌がる。
ちゃんと泣く。
それが「氷を融かす」作業になる。
氷が融けてくるほどに
世界に色が戻ってくるだろう。
嫌なものは嫌だった。
と気がついた時
好きなものは好きだった。
ということにも気がつくだろう。
好きなものを好きと感じて
一つ一つ小さな好きを
選ぶことができるようになったら
「好き」のもっと奥に
埋もれてしまった「望み」の種が
長い時を経て今もまだ
生命を失わずにそこにあったことに
気がつくだろう。
その時こそ
「望む」ということに
自分で許可を出せる時。
望んでいいんだよ。
欲しがっていいんだよ。
求めていいんだよ。
それが生きるということだ。
なんて長い間
自分は生きていなかったのだろうね。
「死なないように」
していただけかもしれないね。
そうやりながら心は埋もれて
死にそうになっていたのにね。
さあ
無力に痺れ切った身体に電気を通して
細胞一つ一つに、光を灯していけ。
望んだなら
身体を動かして獲りにいけ。
頭の声じゃない。
ハートの声を聞いて
肚に意思を定めて
動いていけ。
いいんだよ。
いいんだよ。
なぜ誰かの許可がいるのさ。
自分のいのちだよ。
自分の魂の望みを
叶えてやれるのは自分だよ。
「もう遅い」はないし
「まだ早い」もないんだよ。
「もう」と「まだ」の間の「今」を
逃さないようにね。
皆さまの「望む勇気」の火が
確かに灯り続けますように。
ライブ R-Spirit Vol.5 2020年 9月4日です!
Produce &Piano:大塚あやこ
Vocal:了戒翔太
Vocal&Guitar 大島ケンスケ
Percussion:セコ・サンチェス