えー、いろいろお騒がせしましたが、
私たち、先日円満に離婚が成立しました。
詳しいことはこちらのブログに譲りますが
私も彼も共に、ここ一連の記事のアクセス数もfacebookいいねやコメントの数もすごいことになっています。
それだけ関心が高いのでしょうね。
まあ世間一般として、芸能人の結婚離婚ネタなんかもよく話題になりますから、単純な興味本位という人もいるとは思いますが、
私に関して言えば「それ、わかる~!」という共感の声がほとんどで、それに付随して応援や励ましを多数いただいたかんじです。
ありがとうございます。
これは私の想像ですが、世の中には、夫婦として違和感を感じながらも、どうともできずに結婚を継続している人も、ものすごく多いだろうと思います。
実際私はこれまでカウンセラーとして、いろんな方の話を聞いたり見たりする中でも感じてきたことです。
でも、だからと言ってどうしたらいいかわからない。
考えること自体しんどいし、変えるための行動を何か起こすなんて、とてもできる気がしない。
・・・といった無力感の中にまた沈んで、日常が継続していきます。
そんな夫婦は本当に多いですよね。
ここをなんとかするのって、ほんとにエネルギーいりますから。
私はそこを、やっちゃったわけですね。
だってほんとに変えたかったから。
そのためには、エネルギー使うぞ!やるぞ!って決めたから。
違和感を感じた時に取り組む3つの段階
さて、パートナーシップに違和感を感じた時、もちろん最初からやめる・終わるということにはならないでしょう。
その前に何ができるかと言ったら、ざっくり言って3段階あるように思います。
1.自分の心のクリアリングをする
他人に対する違和感やひっかかり、「傷つき感情」のようなものは、だいたいの場合、自分の潜在意識に埋まっている幼少期の傷や、思い込み(ビリーフ)に由来することが多いです。
たとえるなら「心の地雷」です。
パートナーシップにおいて、これが顕在化して発動するものなんです。
だからこそ、つまずいたらまず自分の「心の地雷」撤去に取り組むのがいちばん。
そうやって自分自身をクリアリングしていくと、気になったことが気にならなくなっていたり、ザワザワ反応していたことがそうでもなくなったり、不思議と相手も何か変わってきたり、といったことが起こってきます。
さて、その上で
2.相手にニュートラルに伝える
自分の心の地雷について理解し、ある程度「地雷撤去」できてくると、
「私は本当はこう感じている」
「本当はこうしたかった」
「できればこうしてほしい」
というような「本心」を自分でもつかめるようになります。
そして、それを「心を開いて伝えてみようか」という勇気も出てきます。
地雷撤去ができていない時は、そういう感情は全部溜め込むか、または逆に怒りや悲しみとともに相手にぶつけたり責めたりするしかできなかったかもしれません。
自分の地雷撤去ができてくると、ためこむのでもなく、ぶつけるのでもなく責めるのでもなく、「ニュートラルに伝える」ということができてきます。
これは、自分が自分に取り組んで、自分自身を受容するプロセスと比例するんですね。
自分を受容できた分、相手のことも受容しながら、必要なことを伝えるということができるようになっていきます。
これによって、コミュニケーションが進化していくので、この段階で関係性が変わったりすることもよくあることです。
もちろん、伝えたからといって全部わかてくれるとは限りません。
やっぱりわかってくれなかったとがっかりすることもあります。
でもやってみないとわからないから。
さて、その上で
3.潮時を知って卒業する
そこまでやってみると、よりいっそうわかってくることもあるかと思います。
・違うものは違う
・合わないものは合わない
・自分の求めているのはこれじゃない
・この延長線上に希望はない
場合によりますが、やるだけのことをやった上で、そんなことがクッキリと見えてきたら。
その時は、潮時と思って卒業してもいいんじゃないでしょうか。
私の場合、上記2つのことはずいぶんやってきたと思います。
それによって変わってきたこともたくさんありました。
その上で今3番、というかんじ。
でも、必ずしも1と2をしっかりやらなきゃ3にいっちゃいかん!というわけじゃないですからね。
そこは人によりますから。
波風立てる覚悟
でも・・・卒業っていったって
たいへん!
こわい!
え〜、どうやって・・・
そんな思いが立ちはだかるでしょう。
そこで、最後に必要なのは
波風立てる覚悟
返り血浴びても進む気合
ですかねー(笑)
私の実感だけど。
彼は、心の学びも深めて「地雷撤去」もかなりクリアになってきてる人だから、話し合いは比較的冷静に進めることができました。
お互いにそこまで泥沼にならなかったのは、その要因が大きいと思います。
でも、それでもやっぱり感情は動くし、動揺もするし、言い合いにもなるし、お互い嫌な気分にもなる時もあります。
つまり、どうしたって波風は立ちます。
なんか言ったらものすごい抵抗が返ってきて「返り血」を浴びることだってあります。
でもそれを恐れていたら進めないんだよね。
波風立てながら、一歩ずつ進んで
顔に波がザッパーーン!ってきても
それでも前見て進む。
返り血浴びながら、ぐっと忍んで
時を待ちながら、また一歩進む。
そこの覚悟は必要ですね。
そして、なんだかんだ言いながら「卒業」を実行できない人たちの多くは、その覚悟がなかなかできないんだと思います。
波風やだし。
返り血はこわい。
そこですよね。
まあここは、腹くくるしかないんだねえ。
罪悪感を切り離し続ける覚悟
そして、もう一つ。
実はこっちの方が、進めないブレーキとしては強いかもしれません。
「罪悪感」ですね。
・傷つけてしまう
・裏切ってしまう
・悲しませてしまう
自分が相手に対して「加害者」になってしまう恐れ。
その罪の意識が、強烈に引き止めます。
これは手強いです。
でもね、これも心のトラップ(罠)です。
罪悪感とは、その件において今に始まったことではありません。
もっともっと古〜い昔から、私たち人間の潜在意識レベルに埋め込まれているものです。
覚えてるレベルで言ったら、小さい頃のお母さんやお父さんに、とか。
そういう昔にもう原型が埋まってるっていうこと。
それが、いろんなできごとをキッカケに発動するのです。
それはもう、人類レベルの思考のシステムといってもいいです。
罪悪感についてはここでは詳しくは書きませんが、そういうわけで、「罪悪感に足をとられるな!」も、ものごと進める時の「覚悟」の一つだといえます。
「だって、実際相手は傷ついたら?嫌がったら?」
そうかもね。
でも、あなたも傷つくことや、嫌なこと、これまでたくさんあったでしょう。
でも、死んでますか?
生きてますよね?
その傷は永遠に24時間365日、痛んでますか?
今じゃほとんどの時間忘れてるよね?
てことは、大丈夫なんです。
その時は傷ついても。
その時は嫌な思いをしても。
それは永遠じゃないし。
その経験があっても。
もっと言えば
その経験があったからこそ
さらによい未来が
相手にも訪れるはず!
と信じられるかどうか。
そこ、信頼するところです。
自分にとりつこうとする罪悪感を
切り離し、切り捨て
自分と相手と
未来への信頼を
持ち続ける。
そこに希望の鍵があると思います。
そこの覚悟を決めたら
きっと進んでいけます。
では健闘を祈ります!
というわけで、私の生々しい実体験から語ってみましたが、
私の場合、そこまでしても変えたかったんですよ。
自分に正直な性分なんで、自分に嘘はつけない。
だから、まともに波風浴びる覚悟でやりました。
ぶっちゃけ、しんどい夫婦関係続けるのって、ほんとに消耗しますよね。
ぜったいそれでエネルギーロスしてる。
お家の中でエネルギーロスしてたら、あらゆることに生産性落ちます。
だったら早く整理つけちゃえば。
そのためには、覚悟と気合。
そして、希望と信頼。
です。
みなさんにオススメするわけじゃありません。
が、
志ある方、健闘を祈ります!