「自分を大切にしましょう」
「まずは自分を愛するところから」
なんてよく言われますね。
でも、それが今ひとつ
ピンとこないという人も
いるかもしれない。
それが大事なのはわかった。
でも、どこからどうすればいいの?
とか
「愛する」とか言われたって
どうしても自分のことなんか
好きになれる気がしない・・
とかってね。
愛する = 好き
って定義をしてると
そうなっちゃうからね。
まずはその定義をいったん外してみて。
愛する = 好き
とは限らないから。
一つの方法として
私のおすすめがあります。
自分の身体に
「ありがとう」を送ってみるの。
だって、この身体の中には
たくさんの内臓さんや細胞さんがいて
昼夜問わず働いてくれてるんだよね。
私たちが全然忘れてる時も
黙って血液や空気を送ってくれていたり
黙々と消化したりしてくれている。
気にも止められず
ほめられもせず
ねぎらわれもせず
認められもせず
それどころか
いいように無理して使われてたりもして
それでも
「もうやめた!」とか言わずに
黙々と働いてくれている。
すごくないですか?
ありがたいよねー。
じっと身体の中身に意識を向けていると
心臓の存在はわかるよね。
胃とか腸とかも
時々主張してくるからわかりやすいよね。
でも、胆嚢とか膵臓とかわかる?
私はわからないな。
どこにいて、いつどう動いてるのか。
全く持ち主に知られず、気づかれず
気にもとめられていない。
でも持ち主のために
ちゃんと働いてくれる。
たぶんそういうヒトたちが
この身体の中には膨大にいるよね。
ああ、ありがとうね。
そして
ごめんね、気づいてあげられなくて。
気持ちも向けてあげてなくて
ごめんね。
ほんとにありがとうね。
そして、いつも
過去のことや未来のことや
不安や恐れや希望や
いろんな対策や計画や段取りのために
フル回転している脳さんにも。
おつかれさま
いつもありがとね、って。
そんな思いを、ひと時
目を閉じて全身を感じながら
一つ一つに向けてみてあげて。
ありがとうの念を
ゆーっくり
送ってみてあげて。
ごめんねも、言ってみてあげて。
その仕事を
すごいねー、よくやってるねー!
って、認めてあげてみて。
そうすると、身体の中が
ほんとにほっとしていくのがわかる。
ああ、気づいてくれた。
見てくれた。
声かけてくれた。
わかってくれた。
ああ、ほっとした。
ってね。
ゆるんであたたかくなってくるのを
感じるでしょう。
それならできる気がしない?
それが
「自分を大切にする」
の第一歩になるし、
「自分を愛する」
っていうことになりますよ。