先日、数年ぶりに生徒さんのピアノレッスンをしました。
しばらくカウンセラーに集中して、音楽レッスンは4年ほどやめていたのですが、今年からまたやりたくなって復活しました。
ひさしぶりにやってみたら楽しかったです。
お申し込みいただいた方たちは、皆さんそれぞれに思うところ目指すところあってのこと。
まずは現状の何を変えたくて、どんなふうになれたらいいのかなー?ってお話を伺い、ちょっと演奏を聴かせていただいて。
そうすると、私も「ああ、なるほど、そこか」とだいたいわかります。
そうしたら何からどうしたらいいのかひらめくので、技術面、身体面、意識面、いろんな観点から「こうしてみて」と言ってやってもらいます。
結果、最初に弾いてもらった時は、普通に中級くらいの演奏だったのが、終わる頃には「おお、上級者!?」っていう音に変わっていたりして。
それはもう、ピアノをどうするこうするということにとどまらず、結局はその方の意識・心の使い方が大きいですねえ。
意識・心を自覚的に使って、身体と手にちゃんと伝えることができれば、それがその人ならではの内面をちゃんと表現する音になります。
音楽のおけいこは、心と身体の使い方のおけいこでもあります。
結局、いちばん根っこはそこです。
カウンセラーを何年かやって、心や意識に関わる視点と実践経験をたくさん持った自分として、しばらくぶりにレッスンをしたら、そういうことがよく見えるようになりました。
私が重要視しているのは、重力と、呼吸と、意識の使い方です。
そこを変えることで、音は見違えるように変わってきます。
ただ、楽譜の解読や、形としての音の操作に囚われているうちは、自分と音楽にはどうしても距離ができます。
重力と呼吸と意識を使うことで、ピアノと自分と音楽がつながります。
その時、深い喜びと楽しみが、自分の内側からあふれてくるのを感じるでしょう。
それは、技術があるとかないとか、指が回るとか回らないとか、初級だ上級だとか、そういうことは関係ない話です。
音楽は、自分とつながった時がいちばん楽しい。
その時、音楽は
楽譜や音符であることを超えて
エネルギーになっているんです。
いのちが喜ぶ。
だから、人にも伝わる。
私のレッスンは、そういう「自分とつながるピアノレッスン」なんだな、って、やってみてあらためてわかりました。
来てくださった生徒さんから、私も気づかせていただきました。
そんなレッスン、これからもやっていきたいと思います。
特に、昔習ったことがあるけど、ずいぶんブランクある方もいいと思いますよ。
子供のころは、先生に言われるままにわけもわからず楽譜と取っ組み合っていたかもしれないけど、
大人になった今、「心と意識」という観点からピアノに向かってみると、今だからわかる新しい発見がたくさんあるはずです。
ジャンルはなんでもOK。
私の専門はピアノと音楽理論ですが、ご自身がかまわなければピアノ以外の楽器の方でも大丈夫です。
90分なので、ゆったりじっくりできます。
単発でお受けしているので、とりあえず来やすいと思います。
日程はお申し込みいただいた後、個別に調整のご相談をします。
詳しくはこちら↓
自分とつながる音楽は、きっと
人ともつながれます。
そして
神さまとか自然とか大いなるものとか
そういうものとも
きっとつながれるのでは・・・
と私は信じています。
そんな演奏になってるかどうかはわからないけど
そうでありたいと願って
「ピアノ瞑想」というシリーズで
新しい動画作りました。
寒〜い日に、あったかいお部屋でゆったりするのって好き。
そんな「寒さの中のあたたかさ」のイメージ
Winter Rose という曲。
10年以上前に作ったちょっとジャズバラードな雰囲気の曲を、この時期だから弾いてみました。