どんなに行動しても実績を出しても、心の奥底では
実は「自信がない自分」をよくわかっている・・・そんな人もたくさんいます。
どうして私たちはこんなに自信がなくなってしまったのでしょうか?
その鍵は「感覚」にあります。
透明になってゆけ
新しい時代を軽やかに生きるために
頭と心がちょっとクリアになる
今日のお話。
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「自信がない」はどこからくるのか
こんにちは。大塚あやこです。
今日お届けするのは
「自信がない」はどこからくるのか
というお話です。
「自信がない」という人は多い
「自信がない」
本当にたくさんの方がおっしゃいます。
特に日本人は自己肯定感の低さは
世界ランキングトップぐらいらしいんですよね。
統計的にまさにみんな「自信がない」
当たり前のように口にしていませんか?
一見すごくいろんなことができている
そんな「いい人」と見られるような生き方をしている人でも
その奥では、実は自信がないんですと言う。
そんなふうに思っている人は本当にたくさんいます。
だから、もしこれを読んでいるあなたが
「自分も実は自信がないんだよね」
そう思っていても大丈夫なんですよ。
外に出してるか出してないかは別として
みんな自信がないんです。
不思議ですよね。
どうしてこんなに、みんな自信がないのだろう?
自信がないとは一体なんなのか。
私がこの仕事を始めた当初から
「自信ってなに?」「自己肯定感ってなに?」
ここをメインテーマとしてやってきたところでもあります。
改めてここで語るのは
自信がないってことをもう少しよく考えてみようと思うからです。
「自信がない」とは自分を信じられないということ
字を見てください。
「自信」っていうのは自分を信じると書きます。
自信がないって言うことは
自分を信じてませんっていうことなんですよ。
じゃあ自分の何を信じていないのか?
「自分が感じることを信じられない」
ということ。
だから自信がないんです。
それなら何を信じているのか?
人に教わったこと、人に言われたこと。。。
こちらを小さい頃からずっと信じ続けると
自分が本当は感じていることは、なにか違う、間違っていると思ってしまう。
最初は親ですよね。
親の言うことを自分の感覚や感じることよりも信じる。
立場が弱いし、小さい子はそうなっちゃうんですよね。
でも実は子供の感性ってすごくナチュラルで
本当は真実をすごく感じ取ってたりするものです。
言語化能力は少ないから
わかってるようには見えないかもしれないけれど
実は言語を超えたところで
直観的、感性的に真実がパッとわかったりするものなんです。
それが生まれ育ってくると
社会的影響をどんどん受ける中で
当初持っていた感性のアンテナがどんどん鈍ってくる。
自分が感じたことを口にすると、親は
「なに言ってるの」
「それは違う」
「そうじゃなくてこうでしょ」
とか。周りの大人がいろいろ言ってきます。
そういうふうに言われると
自分の感じたほうを却下してしまって
周りから言われたことを信じるようになる。
これが「自信がない」の始まりです。
周りの言うことの方を信じてしまう
自分を信じないようになってしまったから
せっかく感じたことを却下して
相手の言うことの方が正しいんだと信じる。
この選択を途方もない回数で繰り返すわけです。
もの心ついて大人になって
この何百万回か繰り返してきた
「私を信じず他の人を信じる」というこの行為の積み重ねによって
すっかり自分を信じない人ができあがります。
これは私自身の話。
子供の頃からあらゆることに全部正しいマニュアルがあって
それをちゃんと学ぶことがちゃんとした人になる
生きるっていうことなんだと思っていました。
そう思っていた頃は
本当にいろんなことがどうしていいかわからなくて
わからないなりに必死に考えてやったことが
ちっともうまくいかなかったり、見当違いの方向なんですね。
今考えると
的を外したことばかりやっていて
それで結局自分が落ち込んで、自分を責めて
ますます自信がなくなって
ますます他人が怖くなって。。。
典型的に生きづらい人でした。
自分の内側を感じるとか
自分の感覚を信じるとか
まったくその回路がなかったからなんです。
自分の感覚・感性を受け容れる
心の学びに出会って、
自分の心があることがわかり
自分の感情、感覚っていうものがあるってことがわかり
信じていいということがわかるようになり
そういうことがだんだんできるようになってきて、本当に変わってきました。
物事や事態に対してどういう選択をするのか
自分の内側に問いかけるようになり
どうしたいんだろう、何を望むんだろう、何がしっくりくるんだろう、
という感覚を探り当てて、それを信じてみる。
信じたらその通りに行動してみる・・・
という小さな1歩を繰り返すと
信じた方がうまくいくことがだんだんわかってくるんです。
内側で感じたことを信じて
その通りにやった方が、結果的にうまくいくんですよ。
この感覚がわかるようになってどんどん安心が増えてきました。
生きることが怖くなくなり、物事が怖くなくなり、不安がなくなる。
これが自信がつくっていうことですよね。
自分を信じられるようになった、イコール自信がつく
だから安心して生きられるようになる
そんな私自身の実感があります。
自信の話については
もっともっといろいろな領域の話があるけれど
今日は自分の感覚を感じて信じる
そこから本当の自信の一歩が始まるよ!
っていうことをお伝えしたいと思います。
自分の感覚に敏感になってみる
それじゃあ感覚ってどれ?
感覚を信じるってどうやるの?
そう思う人もいるかもしれないですね。
そんな人にはちょっとしたヒント。
まずは体が何を感じているかに意識を向けてみてください。
首から下に意識を向けて
今自分はどうなっているんだろう、どんな感覚なんだろう
これをただ感じてみる。
それが感覚と親しむための1つのやり方です。
2つ目は好き嫌いをはっきり感じてみる。
これは好き、これは嫌い、これやりたくない、これはやりたい
この原始的な好きか嫌いか、欲しいか要らないか
これにもう少し敏感になっていいっていうことです。
「好き嫌いは言っちゃいけない」
昔から私たちはそう教え込まれてきました。
これも他人基準です。
好き嫌いはいけないって言われるから
自分の好き嫌いを却下するようになっちゃったわけなので
これを取り戻す必要があるんです。
だから大人になって1周2周と回った今だからこそ
本当に好き嫌いをちゃんとわかるようになりましょう。
「感覚を信じる」の第1歩になります。
これがわかってくると
今なにを望んでいるのか、どうなったら嬉しいのか
もっと複雑な「好き嫌い」もわかってきます。
そうすることで、決断や決定もできるようになる。
こんなふうに感じ方にも順番があります。
いきなり大きなことを感じようとしなくていいんです。
小さな体の感覚や小さな好き嫌い、小さな欲しい・いらない
これを敏感に自分の中に感じ取っていく。
これには練習が必要です。
日常的にちょこちょこと自分の感覚に目を向けて
「いま自分どうだろう?」
という問いかけをしてあげてください。
どんな人も、もともと鋭敏で繊細な感覚・感性を持っています。
わからなくなってしまった人も、それは埋まってしまっただけ。
だから、掘り出すんです
もう1回掘り出して、磨いて、感じる。
「わかる」という感性を取り戻していくと
自分の中に信じられる答えがある
ということが軸のようになってきます。
これが1番の安心です。
「不安だ」っていう人は多いですよね。
この不安が何かというと
自分の中に信じられるものがないっていう不安なんです。
だからこそ、自分の中を信じることができれば
真ん中にどんどんと安心の根拠が持てるようになるんです。
そんなふうに、自分の感覚を信じられる「本当の自信」
これをぜひ持っていきましょう。
今日はそんなお話でした。
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