ミュージックビデオ公開
大島ケンスケさんの「龍の唄」ミュージックビデオが公開されました。
作詞/作曲/歌 大島ケンスケさん
映像 亜門龍さん
私はプロデュース/アレンジ/ピアノをやらせてもらってます。
と言っても、今回のは、いわゆるアーティスト本人を売り出すような目的のビデオではありません。
ご本人は一切出てこない、宇宙的なアニメーションです。
何を伝えるビデオなのかといったら、曲そのもの。
世界観と波動そのもの。
それを、皆さんに広く届けたいという意図。
私自身も以前からこの曲の力は感じていて
ケンスケさんから「この曲を弦楽器のアレンジでレコーディングしたい」とお話を受けた時「うおー!」と思いました。
アレンジやプロデュースというのは裏方なので表には出ないし、一般の皆さんにとっては何をしているのかわからない領域だと思います。
で、普通はそれでいいし、出る必要もないんですけど、
ここは私のブログですし(笑)
せっかくこの機会なので、興味のある方はちょっとおつきあいください。
プロデュースということ
音楽のレコーディングにおける「プロデュース」というのは何をすることかというと。
事前:
楽器編成を決め、ミュージシャンとレコーディングエンジニアを手配し、スタジオを抑え、スケジュールとタイムテーブルを組み、各楽器が何をやるか構成して楽譜(スコア)を書き、各楽器のパート譜を作り
当日:
スタジオで場作りをしながらミュージシャンとアーティストさんの演奏を仕切ってレコーディングを進行し、 今回なら自分も同時にピアノを弾き、録音した音を聴いてOK/NGの判断をし、修正や編集の判断をし、良いテイクを決定し
後日:
エンジニアさんとミックスのやりとりを進め、最終OKの判断をし、アーティストさんとやりとりして、納品。
ということをやることです。
リスナーの皆さんは歌だけ聞いて「よい歌ですねー!」と感動していただければいいんですが
実はその「歌」のまわりを、以上のような膨大な人の作業と時間の総体が支えていることも、ちょっと受け取ってもらえたら、裏方陣はひっそり喜びます♪
編成とミュージシャン
この「龍の歌」の編成はピアノと弦楽カルテット(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ)です。
約20年来の友人が結成している「チドリカルテット」さんにお願いしました。
私の書いた譜面を、もう勝手がわかってるのでサクサクと適切に解釈して「そうそれよ!」という表現をしてくれるプロ職人の皆さんです。
ミックスエンジニアは、昔からサウンドトラックのお仕事その他もろもろでお世話になり、生楽器の録音では「神」な音を作られるベテラン、吉田俊之さんにお願いしました。
ケンスケさんの歌の力あればこそ、そんな布陣が最高に生きた曲になったと思っています。
不思議なパワーみなぎる音楽と映像をお楽しみください!